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★先日お話させていただいた映画技術史の概要です★ [講演・上映会]

★先日お話させていただいた映画技術史の概要です★

先日、府中市の多摩交流センターで、全国生涯学習ネットワーク他主催による「第181回、多摩発・遠隔生涯学習講座」でお話させていただいた映画技術史の内容を要約しましたのでご笑覧ください。


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1895年.映画は誕生した時には音声を持たず、のちのトーキー(発声)映画との区別でサイレント(無声)映画と呼ばれています。誕生したばかりの映画は短くて、ボードヴィルやバーレスクなどの幕間をつなぐために利用されました。音楽で成り立つこれらのステージには必ずピアノやオルガンがあり、映画にもごく自然に即興の演奏がつけられたことは想像に難くありません。その意味で、最初の映画(フィルム)自体は音声を持ちませんでしたが、音楽演奏はついていた、と考えられています。

1910年代。映画が変化に富むストーリーを持つようになり、1作品の上映時間が長くなるのと並行して人気が高まり、5セント硬貨1枚で楽しめるニッケル・オデオン(映画小屋)が登場。喜劇、悲劇、アクションなど映画の情景に応じた楽譜のライブラリが用意され、フィルムは楽譜といっしょに配給されるようになります。



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ニッケル・オデオンは次第に映画館の様相を呈し、ステージの前には演奏家のためのボックスがしつらえられ、小編成の楽団によるライブ演奏が定着します。また、いろいろな楽器の音を一人で演奏できるワーリッツァオルガンの導入も見られました。

ハリウッドに発したスターシステムにより映画ファンが一挙に増加すると、1910年代半には1000席を有する映画館が誕生。そうした動向を後ろ盾に、まず歴史遺跡を生かせる地の利を得て、史劇大作を投入して市場を拡大したのはイタリア映画でした。「トロイの陥落」1910、「クオ・ヴァディス」1912、「カビリア」1914、といった超弩級の映画が次々と製作されると、すぐにアメリカのD・Wグリフィス監督が「国民の創生」1915、「イントレランス」1916、という3時間レベルの超大作を発表します。


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これらの長時間にわたる映画の音楽は既成の楽曲の流用では間に合わず、オリジナルで作曲する必要が生じたことは必然の成り行きでした。また大作映画では、オーケストラと混声合唱団によるライブ演奏といった形態へと拡大していきます。こうした傾向は他の国々でもほぼ同様の発展を見せるようになります。ここに映画音楽という独自のジャンルが確立されます。

初めての映画音楽は1908年に制作された「ギーズ公の暗殺」のために作曲されたサンサーンスによる同名の曲とされていますが、1920代には現役のプロコフィエフ、ショスタコーヴィッチ、ラフマニノフ、フッペルツ、オネゲル、サティといった作曲家たちが映画音楽に参画し始めます。


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ところで、映画をトーキーにするためには、まず音声を光学的に記録してフィルムに焼きこむ仕組みの発明。更に、手回しではなく、撮影機と映写機を平均的に駆動するための電動小型モーターの開発が不可欠であり、その上上質の音で再生させるために、フィルムの走行を1秒16駒から24駒へとスピードアップさせるという大転換が必須の条件でした。


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こうして1927年、「ジャズ・シンガー」という初のトーキー映画が公開されることになります。映画誕生から32年後のことです。ところがそれは主人公の歌の部分だけをレコードと同調させたパートトーキーでした。
オールトーキーは1928年制作のアメリカ映画「紐育の灯」。なお、トーキー時代初期の音楽映画では、ガーシュインなども活躍しています。




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カメラと写真の祭典「CP+2019」開幕。 [世の中SPOT]



カメラと写真の祭典「CP+2019」開幕。
CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2019
2/28
3/3 まで


228日午後。みなとみらい横浜にある「パシフィコ横浜」の「CP2019」に行ってきました。いうまでもなく、写真愛好家なら知らない人のないビッグイベントで、35日までの開催で、今日はその初日でした。



私自身は10年以上前に趣味の写真を100%動画に移行してから、それまで毎年行っていた「フォトアクセサリーショー」に行かなくなってしまっていたのですが、「CP2019」はちょうど今年10年目を迎えたところということでした。どうやら昔の「フォトアクセサリーショー」が「CP2019」に発展したもののようです。



肌寒い雨天にも関わらず、会場は満員の大盛況。ここ10年間に起った写真機材や写真技術の進化はみなさんの方がよくご存知でしょう。カメラメーカーから写真の周辺機器メーカーまで124社の企業ブースで特に目立ったものは、大手カメラメーカーが提供する写真家あるいは技術者によるセミナー形式のステージ。各社とも椅子が足りない混みようで、新製品に対する熱心な関心が伺えました。



その他、各社とも新製品の実機を手にできる撮影体験コーナーも大賑わい。エレガントなモデルさんたちは引っ張り凧でした。



また、デジタルならではのニーズに応えるための機器やシステムの展示・・・。一例を挙げるとクリエイティブを追求していくとイメージコントロールやカラーマネジメントに行き当たります。アナログ時代では自分で調整できなかったことがデジタルでは可能であるだけに大きな醍醐味ですが、そうした高度なニーズに応えられる精細な発色性を持つモニターの展示など、デジタル時代ならではの製品やシステムの展示も充実しているように感じました。



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ファンケルオンライン

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