圧倒的重量感、ミュシャ展の「スラヴ叙事詩」に息をのむ。 [ARTな世界]
忙中暇あり。12日、晴れたので、前から行くことに決めていた国立新美術館「ミュシャ展」に出向きました。ミュシャ展は2005年に東京都美術館で開催された時にも見ているのですが、今回はミュシャ畢生の超大作「スラヴ叙事詩」全20作品(チェコ以外世界初公開)が展示されているとあって、見逃せませんでした。
50歳から16年もの歳月をかけて最大610×810cmという途方もない大画面に描かれたスラヴ民族の歴史絵巻は、日本の神話や欧米の聖書とは異なるリアルな歴史であり、その苦難と栄光が奥行きのある濃厚な描写で重く彩られた圧倒的な迫力に魅了され、打ちのめされてしまいました。
会場は昨今のSNSへの配慮でしょうか、三つの展示フロアのうち一つのフロアの全体が撮影可能で、この超大作シリーズの5点が撮影OKというのは美術館の大英断であり、別の意味での感動でした。
会期は6月5日(月)まで。ちなみに3月末で観覧者が10万人を突破。GW以降はラストに向けて混雑することが予想されますので、今月中の観覧が狙い目かも。
◎4/16(日)AM9:00 NHK総合「日曜美術館」ミュシャ・未来を見つめる超大作「スラヴ叙事詩」放送
●撮影が許可されたフロアには5点の作品が。
●No.15 「イヴァンチツェの兄弟団学校」中央部分
●No.17 「聖アトス山」●No.18 「スラヴ菩提樹の下で行われるオムラジナ会の誓い」中央部分
●No.19 「ロシアの農奴制廃止」
来場者も作品の一部に取り込まれたような感じです。
●No.19 「ロシアの農奴制廃止」の下部の一分
●No.20 「スラヴ民族の賛歌」
●No.20 「スラヴ民族の賛歌」の下部の一分
スゴい人気!
多くの人が来られてますね。^^
コメントありがとうございます。
うちの市長が!?
そうなんですか? 良く知ってるんですよ。 まあいろいろあって・・
(笑) 水ナスは美味しいですよ〜 タオル発祥の地として有名です。是非一度、お試しを。^^
水野さんは、8月に、また泉佐野で防災講座をしてくれます。
ブログが縁で、仲良くしてもらってるんですよ。
こちらこそ、よろしくお願いします。^^
by hatumi30331 (2017-04-14 05:53)
来場者が作品の中に入り込んだかのようなショット、ステキですね
自分も撮りましたがこの視点は無かったです
唸りました^^;
by さる1号 (2017-04-14 06:44)
お久しぶりですね。
これほど大きな作品、見応え、迫力があるでしょうね。
鑑賞者がカメラを・・・見慣れない面白い光景です。
撮影可、これが当たり前になると良いのですが、ちょっと混雑の原因になるかな?(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2017-04-14 09:45)
hatsumi30331さん、こんにちは。
水ナスは以前、水野さん主催のBBQにhatsumiさんから送られてきたものを頂きました。おいしかったですよ。稲城で売られたら、みんな喜ぶと思いますよ。水野さんがそちらでご活躍のことは伺っております。hatsumiさんのブログも見ていますしね。ほんとに縁って面白いですね。
by sig (2017-04-14 16:05)
さる1号さん、ご無沙汰しています。お元気そうで何よりです。
今年1月に完成した生物多様性ドキュメンタリーの上映が6/17に決まり、その準備で忙殺されています。
「ロシアの農奴制廃止」の観客が画面と一体に見える構図は、絵の額をカットしてトリミングしたのです。ちょっといい思い付きでしょう。それが通じたのはうれしいです。
by sig (2017-04-14 16:09)
路渡カッパさん、こんにちは。
こんなに大きな作品は初めて見ました。それも20点ですからね。海外ではかなり写真OKのところもあるようで、それに準じようとしているのかもしれませんね。この国立美術館は美術館自体がコレクションを持たないので、他と別の方針を考えているようですよ。
by sig (2017-04-14 16:16)
見学、わさわさですね。
結構暖かな陽気です、こちら。
by 夏炉冬扇 (2017-04-14 16:26)
夏炉冬扇さん、こんにちは。ご無沙汰しておりましたがお変わりありませんか。東京は昨日まで雹が降ったりしてかなり寒かったのですが、今日は温暖でした。おかげで桜も一部は日曜まで持ちそうです。
by sig (2017-04-14 20:28)
うわ~、素晴らしいですね。
なかなかこういう素晴らしい芸術を愛でる機会が作れません。
こういう豊かな時間を心の栄養にしないとsigさんのような素晴らしいお仕事ができませんね。
by 駅員3 (2017-04-18 07:41)
駅員3さん、こんにちは。
これはぜひ行きたいと思っておりました。後半は絶対に混むと思うから、一番空いている期間を選びました。じっくりと鑑賞することができました。大正解だったと思いますよ。
by sig (2017-04-18 10:24)
これ、観に行きたいと思っているんですよー!。
会期が長いから・・・とか言っているとまた終わってしまうので
今度こそ・・(*'▽'*)!。
by すーさん (2017-04-19 07:36)
すーさん、こんにちは。ごぶさたしております。
そうなんですよ。GWに入ってからおしまいまでは、混む一方じゃないかと思います。できればその前に、どうぞ。
by sig (2017-04-23 15:34)
ミュシャって名前はよく聞いていたのですが、こういう絵を描かれる方だったんですね。確かにこの場に行ったら、自分も絵の一部になってしまいそうな錯覚を起こしそうなことが、写真からも伝わってきました♪ 美術展にしては珍しく撮影OKなんですね。
by うさ (2017-05-15 17:55)
うささん、こんにちは。遅くなってすみません。
ミュシャといえば普通は20世紀初頭の大女優サラ・ベルナールの演劇ポスターに代表されるアール・ヌーボー調の女性像をはじめとする一連の美女たちが有名ですが、晩年に描かれたスラヴの民族叙事詩の大作シリーズがあることは知っていました。そのすべてを一堂に集めた日本では稀有の機会が今回の展覧会だったのです。念願が叶い、とても感動しました。撮影可のゾーンがあり、そこに展示された絵画だけ撮影できましたが、今後の美術館の一つの行き方のようですね。
by sig (2017-05-20 08:17)